ASKA 非公式ファンサイト

YouTube殲滅劇はじまる

YouTubeから続々と動画が消されている。削除依頼元はチャゲアスサイド。

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私は2017年2月1日頃にこの事実に気づいた。記事中に貼り付けた動画は、サムネイルは表示される。だからいつも通り作業をしていたのだが、クリックしてみると上記画像のようなメッセージが表示されるのだ。おそらくASKAの新作発売に伴って、違法ものをネット上から一掃することにしたのだろう。
もともと私も違法ものには首を傾げていた。オフィシャルDVDをご丁寧に曲ごとにキャプチャして、せっせとアップしている人が複数いた。素朴な疑問。アップ主はその作業をしている最中、どんな気持ちだったのだろう?そもそも法に触れてることに気づいてない?違法動画に署名を施して得意顔の輩までいる始末だ。まぁ私もホームページ作製でお世話になっていたわけだが・・・
他の現役国内アーティストはこんなにも違法ものは上がっていない。きちんと取り締まっているのだろう。アナーキーなのはチャゲアスだけじゃないだろうか。だから、削除は当然であると思う。今後は違法動画は無いものとして、当サイトも対策を考えねばならない。

 

実は私がもっとも推したいコンテンツは「YouTube selection」だ。せっかく構築したコンテンツが完全に崩壊してしまった。もっとも自信があったのもYouTube selection。暇さえあればチャゲアスのビデオを鑑賞して過ごす、という人生だったのだから。
私がYouTube selectionに力を入れているのは、新規ファンに良質な情報を与えたいという気持ちが強いから。マニアだけが喜ぶような、内輪ノリのサイトにしたくないのだ。新規ファンの想定としては、若者と外人である。特に今の若者はろくな文化(音楽に限らず)に触れてない。かわいそうだ。私は90年代のJ-POPは人類史上最高レベルの文化現象だったと思っている。先輩として伝えたいのだ、温故知新を。
あとサイトをやってみてわかったのは、海外からのアクセスが多いこと。当サイトの10万アクセスのうち、7,000はアメリカから、2,000は中国からというのが解析結果。つまり、1/10は海外からなのだ。西海岸にJ-POPマニアが多いなんて聞いたこともあるが。各国語の表記を入れているのはそんな現実があるから。当然、異人さんは私の書く長ったらしい文章など読めないのだから、言葉のないYouTube selectionを見てほしいわけだ。

 

そして考える余地があるのはここ。若者や異人さんたちはこれからどうやってチャゲアスのビデオを観るのか?オフィシャルDVDを買う人なんかほとんどいないだろう。YouTubeが陥落したら、過去のレジェンドで新規ファンの開拓をするのは難しくなるのだ。つまり、新曲で勝負するしかない。
これは不利だろう。ストーンズが新曲だけのライブをやって誰が喜ぶ?誰も行かない。それと同じ。実際のところ新曲はクオリティ高いんだけど、それとは別なのだ。どうやっても過去を引きずらざるを得ない。デカすぎる過去を。

 

たぶん今回の削除劇は単にオトナの事情なんだろう。チャゲアス本人は削除なんか望んでないはず。一人でも多く自分を見てくれるのが嬉しいに決まってる。かたや海外ではコンサートを自由にスマホで撮らせて、SNSでどんどん拡散させる、という戦略が拡がりつつある。フリーミアムと闘ったって勝ち目がないことを理解してるんだろう。日本企業はいつまでたっても昔の方法論にこだわる。日本の音楽業界は既得権を諦めて、新たな収益体制を考えるべき。

 

その点、昔のチャゲアスのビデオはすごかった。高度な洗脳装置になっていて、ビデオを見ると「ライブに行かなきゃ」って思わされる。カラクリはこう。

・完全収録からは程遠くカットされまくり、70~80分ほどで、その内でインタビュー映像も多用→カットされた曲も聴きたい!
・セットリストはバラバラに解体→順番通りに聴いてちゃんと感動したい!
・曲の中で映像が切り替わり、過去のライブ映像が挿入される→いろんな衣装があるのね。次はどんなのかしら!

この映像で衣装がパカパカ変わるのもそれ。フェイク動画しか載せれない時代になっちゃった笑

要するに、ビデオにリアリティが皆無なのだ。でも中身はめちゃくちゃおもしろいから、「ライブに行って実際にこの目で見なきゃ‼︎」という強い衝動に駆られる。例えばビデオ『太陽と埃の中で』は2巻構成。セットリストがめちゃくちゃにシャッフルされているんだけど、のちにDVD-BOX3として発売された完全版より、前の方が私は断然好き。洗脳されるのが気持ちいいんだろう。完全版だと妄想の入り込む余地がなくて、ダメ。完全収録が当たり前になると、しまいには「ライブ行かなくてもいいや。DVDで済ませよう」ってなる。チャゲアスは2001年の『not at all』から完全収録になった。このときから新規ファン開拓を諦め、現状維持に腐心するようになったと分析できる。

その点YouTubeは曲単位のブツ切りで、セットリストを辿るのも困難なわけだから、洗脳装置として成立している。これを切り捨てるのは絶対に損。

 

YouTubeで無料で視聴するのが当たり前になった今、どうすれば最善なのか。少なくとも、無闇に削除することではないと思う。以下、大衆的音楽ファン代表として、チャゲアスサイドに政策立案してみよう。新作発表が迫った今、今回を逃したら返り咲きのチャンスはもうないかも?

 

一、ライブ映像がASKAにとって最強のコマーシャル!

そもそも論。チャゲアスはライブこそ命。CDじゃない。これはデビュー当時から今に至るまで一貫していること。私がほんとにハマったのも、ビデオを見だしてから。だからASKAを売り出すマーケティングとしては、いかにライブ映像を見せていくか、というのがキーになるはず。ワイドショーなんか見ると分かるけど、映像のセレクトがヘタすぎるわけだ。なまじ映像が多いだけに、どれを選べばいいか素人は分からない。今のチャゲアスのスタッフにそういう選択眼があるかどうか。命運を分けるところ。

 

一、YouTube削除はほどほどに!
台北の『YAH YAH YAH』とか、GUYSの『太陽と埃の中で』とか、DOUBLEの『Sea of gray』とか、ほんとにパワーのある動画は残せ!それこそオフィシャルで出せばいい。例えば小比類巻かほるみたいに。

ライブ映像配信は今この時代、最強のコマーシャルだ。そして要らない動画はガンガン削除して、新規ファンを飢餓状態にせよ。質の低い動画が多すぎる。これでは新規ファンを取り逃がす。例えば『君が愛を語れ』は『ID』版があるべきであって『My Game Is ASKA』版はいらない。オフィシャルでは一曲につき一〜二テイクに絞ればいいだろう。何を残せばいいかは当サイトを見れば分かる笑  私が違法アップ主を批判したいのはここなのだ。新規の人から見て、チャゲアスの評価を落とすような力のない動画をアップするな。そんな審美眼がない人はそもそもアップ主になるな。ただの犯罪者だ。

 

一、月額制ストリーミングに参入せよ!
私自身、過去のレジェンドを聴きたいときにはiPad上でアップルミュージックを使用。世界中の音楽ファンはすでにそういうライフスタイルだろう。CD店、レコード店にはまったく行かない。しかも過去にレジェンドを持つミュージシャンほど、ストリーミングで積極展開している。ロック、ジャズ、フュージョン、クラッシック、ワールドミュージック・・・ あらゆるジャンルでレジェンドたちはストリーミングに移行している。滅多に手に取られないCDを店頭に並べるより、興味本位でも実際にダウンロードしてもらえるストリーミングのほうが、利益も出るのだろう。

そもそも過去のレジェンドこそが、最近の音楽の主流ではないか。若手でほんとにワクワクさせてくれるミュージシャンがいるか?小手先が器用な奴はいても、胸の奥からハラハラと涙が出るような音楽なんて、過去にしかない。音楽雑誌を見よ。70のお爺さんが巻頭に出ている。
宇多田ヒカルでさえCDだけでは100万も行かない時代。ASKA新作はCDだけというのは時代遅れ感が尋常ではない。国内だけで音楽を売るという発想が愚かすぎる。配信というのは全世界がマーケット。そしてチャゲアスには『MTV UNPLUGGED LIVE』という、海外に発信するには最強の一枚があるではないか。「アップルミュージックでMTV UNPLUGGEDと検索する人」がこの地球には何十万人いるだろう。そのうちの5万人がチャゲアスにたどり着くかもしれないじゃないか。そして一曲目、歴史的名演『HANG UP THE PHONE』を聴くわけだ。

1秒でも早くアップルミュージックに出しなさい。

 

 

これから日本の音楽業界では、ライブのチケットが高くなったり、ツアーの本数が増えたりという現象は起きるだろう。オリジナル音源で稼げないのだから、ライブに逃げ込むしかない。そしていかにライブに来てもらえるよう宣伝するか。奇しくも昔のチャゲアスはそれができてたと思うんだけど。今それをやるならやっぱりYouTube。そして月額制配信。フリーミアムに負けるのではなく、有効活用して活路を。ASKAならできる。なんせ実力が半端ではない、レジェンドなのだから。しかもアジア以外の海外ではまだ知られていない。マーケットは無限なのである。

 

(2017.2.3)

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