ASKA 非公式ファンサイト

前回逮捕との違い

今回の逮捕は、前回とは雰囲気が違うように感じている。今回はASKA本人の是非を問うよりも「薬物の恐ろしさ」を扱った記事が多い。これに関しては私も前回の記事で問題提起したことだが、いい傾向になったと思う。繰り返すけど、薬物乱用というのは主に本人が責任を取れば済むだけの犯罪なのだから、本来そこまで責められるべきものではないのだ。だから、無闇にASKAを攻撃するミヤネ屋なんかは酷い。大衆の劣情を刺激し、日本人の民度を下げるだけの恐るべき報道姿勢だ。

 

マスコミ業が忙しいのは分かるが、本当にロクな取材してないと思う。テレビやネットニュースを見ても各社横並び。ネットでは「テレビで誰々がこんなこと言いました」といったアホみたいなことがニュースになっている。

ASKAの基本的なプロフィールさえ取り上げられていない。たとえばチャゲアスの一番の偉業はイギリスでのMTV Unplugged 出演で間違いないだろうが、それに触れた報道は見たことがない。たいがいSAY YESとYAH YAH YAHがヒットした、くらいだろう。視聴者が見たいのは中毒症状だけか?絶対そんなはずはない。昔、チャゲアスに熱狂した人が何百万人もいたのだ。もうちょっとまともに、過去の足跡を辿ることはできないのか。アジアツアーとか韓国公演など他にも偉業はいっぱいあるし、テレビ局は映像をたくさん持ってるだろう。J-POP評論家が出ているのも見たことがない。田家秀樹とか詳しい人いるのに。

そして私が文春のシャブ&飛鳥報道直後一番初めに主張したのは、ASKAの声のこと。99年頃から十年近く、声がまったく出なかった。これがASKAをどれだけ苦しめたか?そのことはほとんど報道されていない。ファンからすれば基本中の基本なのだけど。

これはビデオ『concer tour kicks』(東芝EMI)から。98年の大阪公演だが、ASKAの削除された一月ブログによると、この日風邪を押して熱唱したら、このあと長い間、声が出なくなったと書いている。

こんな感じに。同じ曲の比較としては以下の具合。とても苦しそうなのが分かるだろうか。

 

(’03)

(’93)

 

CDではさすがに調子のいい日を選んでレコーディングしているだろうから、そこそこ聴けるものが多いが、中にはかなり厳しいものも。『STAMP』(’02),『SCENE III』(’05、ソロ)はかなり出ていない。ライブDVDでは『THE LIVE』(’03)が一番ひどいと思う。

ライブでは私も惨憺たる経験を数えきれないほどしている。それでも通い続けたのは、稀に調子のいい日があるから。私の経験では同一会場の二日目がよかった。密かに「二日目の奇跡」と呼んでいた。死ぬまで忘れられないのは、03年のTHE LIVEツアー三重公演二日目。この日はまさに、全盛期の声そのものだった。あの超絶的にデカくて高い声は人間とは思えないくらい。私の人生史上最高の感動体験だった。こんな経験をしていたら、永遠なる忠誠をも誓うというものだ。

二年前の週刊新潮によると、ニューハーフの風俗嬢相手に「覚醒剤をやると喉が開いて声が出るんだ」と語ったとされる。この記事の真偽はともかく、声と覚醒剤の関係というのはもっと洗ったほうがよい。

 

閑話休題。前回逮捕のときも書いたが、東スポだけはまともな取材をしている。他とは違う記事が並ぶし、視点もおもしろい。高相祐一と獄中再会か、とか。

 

 

あと、ダルクがずいぶん出てくるけど、逆に言うと日本には更生施設がダルクと病院くらいしかないということを示している。そして、ダルクとて必ずしも万全の組織ではない。ASKAのようなセレブは居心地が悪いのは間違いがない。私が思うには、セレブ向けの更生施設があるべきだと思う。金持ちもやってる人多いんだから。アメリカにはあるらしい。

 

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