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小室哲哉とASKAの関係

https://www.fellows.tokyo/blog/?id=735

 

ASKAが小室哲哉引退への想いを綴っている。ASKAは89年にロンドンで生活する際、小室に助言を求めたという。そのへんのやりとりについて、以前のふたりの対談でも公にされているのでまとめてみることにしよう。

フジテレビ「TK MUSIC CLUMP」という番組があった。小室哲哉がホストとなり、毎回超豪華なゲストを招いてサシで対談するもの。私はリアルタイムで見ていないけど、書籍版はおもしろいので繰り返し読んでいた。『小室哲哉 音楽対論 with t』幻冬舎。95年のVol 1だけ持っているけどゲストがほんとに豪華。TMN、小林武史、trf、ASKA、桑田佳祐、坂本龍一。何が面白いって、専門用語全開で視聴者無視?のトークを繰り広げるところ。これは小室の美学なのかな。小室は媚びないからカッコいいと思う。
その本からASKAとの対談を引用して紹介しようかなぁと思ったところ、なんとフジテレビがその番組を文字起こししているページを発見したので、ここから借用しよう。
http://www.fujitv.co.jp/TKMC/BACK/TALK/aska_4.html

 

 

【ロンドン行きの背中を押したのは小室】

 

小室:ロンドンは? 行ってます?

飛鳥:ロンドンはね、そう地下鉄があってね。えっ? どの辺に住んでたんだっけ?

小室:僕はね、上の方ですね。上の方っていうかあの、スイスコティッジ。駅でいったらね。

飛鳥:僕はね、あの、ちょうどここから行くノーザンラインっていうのがあるんだけど、そこのあの、フィンチェリーっていうね。

小室:わかりますわかります。

飛鳥:わりとほら、昔、日本人学校があって、日本人が多くいて。

小室:フィンチェリーロードっていう道?あの、レンタルビデオ屋さんとかあって。行きましたよ僕。ジャパンマーケットじゃないけど、そういうのあるでしょ。

飛鳥:そうそう。あのジャックね。もう不当な商売って言われてるね。

小室:そうですよね。普通のテレビのドラマを、お金出して貸してんだもんね。

飛鳥:あれはでも、文句いえないでしょ。もう普通の、日本から送られてきたね、ただダビングしただけのものを貸してて。でもそれでもね、向こうにいる人にとっては有り難いんだよね、それが。だから誰も文句いわない。ま、面白い商売だなと。

小室:あぁ、あっちの方なんですか。お家もあるんですか?

飛鳥:いやね、だから2回行って、2回とも借りたんだよね。やたら行くとほら、向こうに家持ってるとかすぐ言われちゃうんだけど、そんなことなくて。家持ってんの? むこうには。

小室:持ってないです。

飛鳥:そんな人めずらしいんだけどね。


(中略)
まあでも、僕はほら、行く前にねぇ、小室にいきなり電話してさ、「ちょっと教えてくんないか? ロンドンの状況を」っていうのがあって、ずいぶんね、聞かさしてもらったんだけど

小室:懐かしいですねぇ。

飛鳥:いや、あれはでも本当に有り難かったですよ。あれ、勇気になったしね、向こうに行ってやれるっていうね。

 

 

【小室をいきなり喫茶店に呼び出し、問い詰める!?】

 

飛鳥:口で伝えてもしょうがないのね。アレンジャーと話す時に。で、その後どうすればいいかっていうと、かなり誤解がでてくるんで、だったらもう自分で音作って、テープしっかり渡さなきゃダメだっていうので、それからすごい、いろんな物に興味でたからね、今の形になったんだけど。だから小室がどんなふうにスタジオやってんのかってのも、一時期ね、5年前だっけ? いきなり喫茶店に呼び出して話した時に、あの、なんか、いろいろな物がね。

小室:多分、今はもうなにも変わってませんよね。まったく一緒か。

飛鳥:機材が変わるだけでね。機材がどんどん安くなるだけで。いろんな物を搭載した機材が。シンクラヴィア使ってるんだよね?

小室:もう今ほとんどライブラリーでしか使ってないですね。やっぱりみんなが使ってるぐらいのでやってますよ。多分でも、僕がちょっと違うとしたら、サンプリングがね、多いと思うんですよ。生の音もすごい好きなんですけど。やっぱいろんなとこから引っ張ってきてね。特にリズムとかはね、ジャングルとかやってるでしょ。ああいうのも全部ループを引っ張ってきてる音楽だから。

飛鳥:ループってなくなんないね。一時期みんなループもんになったからね。とりあえず流行りの物として。

小室:チャゲアスってところでループ入ってます?

飛鳥:うん。やってる。で、絶対なくなりそうになった時期があって、そん時にもうなくなるからね、これ今やってもちょっと遅いだろうって、でも興味あるか 一応やっておこうかなって思ったんだけど、なくなんないね。

小室:僕はなくなっちゃうと困るぐらいでもう。

飛鳥:いやでも、気持ちいいんだよ結局。独特のグルーヴはいってるしね。

 

【チケットを融通し合う】

 

飛鳥:電話番号を交換しながらね「こいつ、忙しいな」って「こんな用で、電話しちゃいけない」とかね。

小室:一回電話しましたけどね。ずいぶん前にね。

飛鳥:あん時なんだったっけ?

小室:チケットを取ってもらうために電話したんですよ。

飛鳥:そうだっけ? あれ? そうだっけ?

小室:チャゲアスの代々木のチケットが取れなくてね

飛鳥:あれ? そうだっけ?

小室:で、「いいや、直接電話しよう」と思って。

飛鳥:あぁ、そうかそうか。僕はTMの時に、ドームかな? 見せてもらって

小室:東京ドームいい、いいっていってくれてたんだよね。

飛鳥:いや俺ね、ショウというかね、僕は作り手側を見てたから、僕はねTMがね、今ここに来て変わろうとしていることをね、すごい感じたのよ。その時期って、誰だって必要じゃん。俺ね、きっとね、賛否両論だったと思うの。で、本来のスタイルを守んなきゃダメだっていうのと、でも、そんなことはわかってんだと。今これをやんないと、先に進めないんだっていう人達がここにいて、ステージをやってるんだろうっていうのがわかったから、あ、これはこいつら、これからどこに行くんだろうなっていう僕は、面白さで見てたから。あれ僕はある意味ですごく面白かった、見てて。でしょ? あん時すごい、いろんなこと考えてたでしょ?

小室:そうですね。いや、いろいろな深い見方をしていただいて。

 

※筆者注;TMの東京ドームは94年のラストライブだけだと思っていたが、88年にもやっていたらしい。「変わろうとしていた」ということはラストではなく88年か。
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/T-MUE-NEEDS_STARCAMP_TOKYO_Produced_by_TM_NETWORK

 

 

***

以上、一部抜粋。ふたりの関係を示す部分だけを抜き出したので、ぜひ全文を読んで見てほしい。ASKAには珍しく、会話が噛み合っている笑。小室の才覚を感じずにはいられない。

ちなみにASKAは小室の1学年年上で、プロデビューはチャゲアスがTMネットワークよりも5年早い。ASKAも84年頃からコンピュータを作曲に取り入れていたので、小室のことは初期からだいぶ意識していたのではないかと想像する。

やや余談だが、ASKAが好きな人で、小室も好きな人は多いのではないか。チャゲアスファンの男はプロレス好きな人が多いようだが、それと同じレベルで、小室とASKAは波長が似ているというか。天才度のレベルが同じというか。大事件を起こしたのも同じだけど・・・ ちなみに私はTMのライブビデオを6本持っている。アルバムはRHYTHM REDを今でも大音量でよく聴いている。これを世界のメタル史上に残る傑作と思うのは私だけだろうか。

 

 

 

逆にASKAが好きで桑田も好きというパターンは少ないような?

 

 

私はインスタで引退表明の文章を読んだが、

「20年前から才能が枯渇した」

という一文に衝撃を受けた。作品の出来不出来って、周りが何を言ったところで、当然本人が一番分かってるよなぁと。胸が痛んだ。

 

(2018/01/22)

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