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カバー曲(2017/10/09)

 

アメリカ人が知らぬ間に自分の曲をカバーしていたと言う。アジアでのカバーは知られていたが、これは初耳だった。

 

 

 

スコット・グリムス『あなたの心への道すじ』1989年

原曲:『ふたり』(88年、飛鳥涼『SCENE』収録)

 

 

このスコット某はググっても日本語サイトが出てこない。この曲を含むアルバムはカーペンターズのリチャードさんがプロデュースしたらしい。どうも向こうの懐メロ歌手のようで動画のコメント欄はかなり熱いことになっているし、最後まで見ると編集者の熱いラブコールが見られる。再生数、コメント数から判断すると『ふたり』がアメリカで愛されていたというのは事実のようだ。私の世代で言うと『WOW WAR TONIGHT 〜時には起こせよムーブメント』みたいな感覚だろうか笑。89年リリースということはチャゲアスブーム前だから、パクったにしても先進的と言えるだろう。

外人と日本人ではメロディの好みが違う。『ふたり』なんてこっちではマニアしか知らない逸品である。

 

中国では『男と女』が有名らしい。これも日本では知られていない曲だ。アジアでの『男と女』の刺さりかたは尋常ではない。

 

 

私は学生時代に韓国人の女の子に聴かせたことがあって、そしたら号泣されてビックリした。泣いてる女子を目の前にしながら、思わず「チャゲアスすげー!!」と心の中で絶叫していた。

ASKAは「中国」で「2千5百万枚売れたとのことですが」と言う。2,500万枚って公式に統計された数字ではなさそうだけど、中国は日本の人口の10倍なので日本の感覚にトランスレイトすると250万枚ということか。まがい物も含めればあり得そうな数字である。スペースシャワーTVでの20周年記念特番だったか、

 

《アジア全域でカバーされたCHAGE&ASKAの曲の総売上げは数千万枚にのぼる》

 

とか言っていたような気がする。男と女の2,500というのも、有象無象の歌手たちによる合計の数字という意味ではなかろうか。

 

 

それにしても外人との好みの違いには驚かされる。例えばもっともカバーが多いアルバムは『風舞』。この1stアルバムはフォーク色が強く、国内ではファンでもスルーしがちな逸品だ。

 

・ひとり咲き

・風舞

・冬の夜

・終章

・夢から夢へ

 

の存在を確認できた。特に『夢から夢へ』はヒットしたらしく、検索すると山のように出てくる。

 

コメント欄には「これぞ俺の青春!」みたいな賞賛が押し寄せている。「很懷念70-90年代的香港.簡簡單單及人情味嘅生活…………現今……..唉…..無奈………… 」。70〜90年代の香港が懐かしい。シンプルで人情味があって・・・ いまは、そんなもの、無いな・・・

どこの国も一緒なんですね。

 

***

 

90年代からのファンはチャゲアスのオフィシャル側から「カバー曲が現地でヒットを重ねている」と聞かされ、歌手の名前は「サリー・イェー」や「エミール・チョウ」らとアナウンスされてきた。このふたりは中国ではなく台湾の歌手である。

 

 


ちなみにこのYou are freeは台湾で25万枚の大ヒット。これは日本の人口比率で換算すると150万枚くらいの感覚のようである。

 

 

そもそも中華系と言っても
・中国
・台湾
・香港
とあって、ASKAの言う『男と女』は上記エミール・チョウの『讓我歡喜讓我憂』のことかは不明だ。たまたま最近中華系のカバー曲について調べていたのだが、「中国」の意味がいまいちハッキリしない。台湾人や香港人の歌が中国でヒットしたのか。それとも中国人の歌手がいたのか。中国のこういう謎の多さが好きなのだが・・・

 

台湾でも香港でもない、中国人によるカバーの有名なものといえば
ナー・イン 『Girl』

この人にはASKA自身も惚れ込んで、プロデュースを買って出たという話もある。
https://blogs.yahoo.co.jp/onyourmark_rainy/29634302.html

 

 

中華系を渉猟した結果、一番歌がうまいと感じたのはこの人。

費玉清 (台湾)

 

原曲が分かったらマニアです。ASKAは坂本龍一に「アジア的」と言われてムカついたという逸話がある。しかしこの曲だけ聴けばたしかに猛烈にアジア笑。坂本は万里の河の頃のイメージで言ったのだろうか。

 

伝わりますか

 

 

アジアンテイスト満開の変わり種としては
万里の河のカバーで、黄河の水

 

 

 

個人的に一番刺さったのはこちら。

 

 

香港のアイドル風の男が、80年代チャゲ曲を歌って喝采を浴びるという・・・ 原曲『夢を見ましょうか』は知らない人も多いでしょう。『CHAGE BEST SONGS PROLOGUE』にも収録される名曲なんだけど、本国でスルーされた不遇のナンバーは人知れず香港で花開いていたのである。

 

(2017/10/10)

 

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