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ベスト盤(2017/09/22)

ベスト盤に関して。

いちリスナーとして『ASKA the BEST』は超名盤だと思う。メタルマニアの友人が当時「ASKAはいい」と言って買っていたのが思い出だ。『止まった時計』というのはオリジナルは『SCENEⅡ』収録、それが100倍くらい良くなったリメイクなので、確かにウリになる一曲であった。ミュージックステーションで歌った。

ちなみにブックレットには出生からデビューまでの宮崎少年の半生が本人の回想で年代順にクロニクルされていて、ファンは必読。高校一年まで身長が140cm台しかなく「川畑式背が伸びる体操」で背が伸びたというエピソードや、バイト先の喫茶店でめちゃくちゃモテたという自慢話まで本人しか知らない話がてんこ盛りだ。どうでもいい話だが、私も高校生のときに川畑愛義博士の本を買ってその体操をやってみた。確かに関節が痛くなる不思議な体操だった。

 

個人的には最近『SUPER BEST Ⅱ』はチャゲアス史上最高の一枚だと思うようになった。スーパーベストⅠとかぶるモーニングムーンからの収録を判断したのは誰?天才だと思う。まさに時流を読んでいる。オールタイムベスト系は全然聴かないけど『SUPER BEST Ⅱ』は未だに聴くのが不思議だ。ASKAが書く通り「当時は何をやっても追い風」、泣く子も黙るチャゲアスブームだったわけだ。このアルバムにはその「風」を感じるのかもしれない。

『SUPER BEST Ⅱ』について、詳しくはこちら

 

これは他のミュージシャンでもそうで、オールタイムベストというのはどこかパワーに欠けるものだ。それよりは『SUPER BEST Ⅱ』のように、期間が区切られた不完全なベスト盤にパワーを感じる。そういう意味で『STORY of BALLAD』や『Yin & Yang』も統一感があって良い。ベスト盤にパワーをいかに吹き込むか、ミュージシャンの腕の見せ所かもしれない。

 

 

ブログではベスト盤についての持論が展開されたが、すごく気になる箇所があった。

 

“その後「ベスト盤」、そして「ベスト盤」のようなものが
何枚もリリースされて来ましたが、僕は会報誌で、
 
「あれは、勝手にやっているようなものなので、選曲には加わっていません。」
 
と、発言し続けて来ました。
そもそも「ふたりのバランスを考えて」と、いう時点で「ベスト盤」では、
ないからです。”

 

つまり、ベスト盤におけるチャゲ曲の立ち位置について言及がなされている。選曲者の頭をもっとも悩ませるのがコレなんだろう。ASKAの言うように「真実のベスト」を作ろうとしたときには、その悩みはとても邪魔なのかもしれない。もし15曲入りのベスト盤を「純粋に楽曲の良さだけで並べなさい」と神様に厳命されたら、残念ながら私はチャゲ曲を選ぶことはできない。しかし果たして出来上がったCDがベストかと言えば、私は激しく疑問を感じ、神の前で苦しみ悶えることだろう。それゆえ中学生の頃、自作テープには必ずチャゲ曲を入れていたわけだ。私はふたりのバランスを取ってこそベスト盤だと思っているのだ。

実際のところ「チャゲアスのベストなのにASKAの曲ばっかりじゃん」というのはけっこう聞かれる意見である。チャゲが原坊なみの扱いではリスナーは戸惑うのである。「CHAGE」&「ASKA」なんだから、チャゲも均等に扱ってくれないと違和感が残るのだ。
そりゃチャゲアスはASKAで持ってるのは世界中の誰もが認めることだろう。けど、それは「みなまで言うな」レベルのことだし・・・
『ROLL OVER 20th』はベスト盤として素晴らしい選曲だと思うが、29曲中チャゲ曲は2曲。これは哀しかった。せめてあと2曲くらいあれば、納得だった。スーパーベストシリーズはシングルだけなのでこれまたほとんどASKA曲。『SUPER BEST Ⅱ』は超名盤だけど「チャゲアスってASKAが仕切ってるんだな」というイメージを世間に強烈に植え付けたことだろう。

 

一方、ASKAの言う「ベスト盤のようなもの」として『STORY of BALLAD』『Yin & Yang』などがある。こちらは1/3程度がチャゲ曲になっている。たしかに大人の都合で作られたアルバムかもしれないが、私はこっちのほうが安心して聴けるし、私が調査した限り特にYin&Yangは人気が高い。

思うにA3:C1の割合がベストだ。それくらいチャゲ曲をまぶしておけば、ふたりのパワーバランスなどを案ずることもなく「チャゲ&飛鳥ってのは素晴らしいグループだなぁ」と気持ち良く聴ける。ふりかけみたいでチャゲには悪いけど(^^;

 

 

そもそも、チャゲアスはベストがむずかしいだろう。『ひとり咲き』と『この愛のために』が同一の歌手とは思えない笑  サザンやBzは千年一日のごとし、チャゲアスは千変万化、生々流転。

 

 

(2017/09/22)

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