ASKA 非公式ファンサイト

太陽と埃の中で(Ⅰ、Ⅱ)

 

収録内容:90年 SEE YA!ツアー


媒体:VHS,LD,DVD-BOX3
 


【背景】


89年、ASKAはイギリス武者修行に旅立ち、現地のミュージシャンたちとアルバム『See Ya!』を製作、90年にリリース。シングル『DO YA DO』は久方ぶりにトップテン入りし、アルバムもスマッシュヒット。今ツアーは凱旋帰国ライブとなった。91年の大ブレイク前夜、昇り調子のチャゲアスを見ることができる。

 

 

内容
収録曲

(Ⅰの最後にある『太陽と埃の中で』はPV)

 

60分ずつの二巻構成。レーザーディスクでは一枚(ウラオモテ)になっている。

BOX3としてノーカット版が出た。これと以前の『Ⅰ』『Ⅱ』はまったく別物と言っても良い。以前にも書いたが、昔のチャゲアスのライブビデオは

・カットしまくり
・セットリストをぐちゃぐちゃに入れ替える

であり、このビデオはその最たるものである。

ただし私はどちらが好きかと問われれば、意外と旧版が好きなのだ。ノーカットだからいいとは思わない。ぐちゃぐちゃだからこそ、「本当のライブに行ったらどれだけ感動するんだろう」と妄想を逞ましくすることができる。今思えば、この妄想が何よりの幸せだったのだ。2001年のnot at allツアーからビデオはノーカットになったが、私は以降のビデオにあまりいい思い出がない。きっとノーカットだからだと思う。

 

ということで旧版の内容で話を進める。
収録曲はアルバム『See Ya!』からがほとんど。最新のチャゲアスを見せようという攻めの姿勢だったのかもしれない(ノーカット版には80年代後半の名曲『Love Affair』『風のライオン』『モーニングムーン』『ロマンシングヤード』が追加され、セットリストが正しく直されている)。

 

身も蓋もないことを言うがアルバム『See Ya!』の曲はライブ映えしない。実はこのビデオ、けっこう退屈である。私はほとんど飛ばして見ていた。ある一曲を除いては・・・
持っている人ならニヤリとするはずだが、そう、それはⅡの最後の『太陽と埃の中で』だ。これを見ずしてはチャゲアスを語れないほどの、大名演。ASKAの歌唱力をMAXで発揮した、奇跡の熱唱なのだ。テレビ版がYouTubeにあるので紹介しておこう。

 

この映像、今見たら17000しか再生されてない。こんなもったいないことはない。
(まったくの余談を思い出した。非ファンの友達に見せたら「こんなすごい人が一経(第一経済大学)におったんじゃね」と妙に感動していた。彼は山口出身で、兄が一経を中退している。福岡ではけっこう、一経=チャゲアスというイメージがあるらしい)

 

このほか、私が飛ばさずに見ていた名演は『男と女』、『SOME DAY』(マルチマックスのファーストシングル)。この二曲のライブバージョンはシングル『太陽と埃の中で』のカップリングにもなっていて、思い出の人も多いかもしれない。あのカップリングを聴くと「チャゲアスのライブ最高じゃん!?」って絶対になる。

 

ということで全体的な完成度は必ずしも高くないのだが、特定の曲のクオリティが尋常ではないので、私はこのビデオを強く推薦する。私には思い出がたくさんつまった一本(二本だけど)である。

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