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共謀者 ID

 

収録内容:97年 ASKAソロツアーID
媒体:VHS(ファンクラブ限定)、DVD

 

背景
ASKA初めてのソロツアーを収録。ソロ一作目は87年だったので、10年目にしてようやくである。CHAGEのほうは89年から別ユニットでCDリリース、ライブもしていた。
ASKAソロと言えばアルバム『SCENE1,2』の印象が強くバラード満載のライブが想像されたが、そうはならなかった。MCで「バラードばっかりで眠くなるんじゃないのって?そんなことはさせません」と嬉しそうに喋っているとおり、むしろSCENEの曲はほとんど排除し、『NEVER END』『ONE』から明るくポップな曲を持ってきた。
アジアでの成功、MTV UNPLUGGEDへの出演と、日本人歌手として史上最大の活躍を演じ切ったチャゲアス。ソロで本当にやりたい音楽を追求しているようにも見える。とにかくのびのびと歌っていて、才能の引き出しを見せつけられる名作なのだ。

内容
収録曲

 

記念すべき初のソロツアーということで、舞台裏のカットが多く、ドキュメンタリー調である。もとはファンクラブ限定で発売されたビデオである。実はこのビデオよりもWOWOWで放送されたIDツアーが最高なのだが、それでもこのビデオも強い推薦に値する。
前述の通り、曲はNEVER ENDとONEからでバラードは排除。これまではブラスバンドも登用し落ち着いたポップショーを展開してきたが、今回は正統的なバンドサウンドのロックである。評論家の田家秀樹に「日本でここまで本格的なロックショーをやれる人はいない」とまで言わしめている。古き良きロック、みたいな雰囲気だ。

手をプラプラ振りながらご機嫌に登場し、『共謀者』のイントロをシャウト。この曲の雰囲気って謎なんだけど、やっぱりライブだとカッコいい。『帰宅』の弾き語りも衝撃的な色気。『月が近づけば少しはましだろう』の鬼気迫るシャウト。圧巻は『君が愛を語れ』。SCENEⅡの大人しいバラードだと思っていたら、とてつもなく熱く深く愛を歌った歌なんだと思い知らされる熱唱。

このビデオを見終わるとアルバム『ONE』が最高傑作に格上げされる。演奏の完成度が非常に高いのだ。いわゆるASKAバンドと呼ばれる面々で、ギター是永巧一、ドラム江口信男、キーボード松本晃彦。この人たちがいかにカッコいいかは、見れば分かる。私はバックバンドにこだわるほど音楽マニアではないが、それでもこのASKAバンドは最高だと分かる。誰でも、見れば分かる。

ビデオ『kicks』のインパクトが強すぎて、スルーされがちな不遇の今作だが、じつはとてつもない名作である。少なくともkicksが好きな人には100%、こちらも推薦する。

 

関連動画
WOWOW版

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