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NEVER END(ASKAソロ)

収録曲

 

91年『SCENEⅡ』以来4年ぶりのソロ3作目。チャゲアスの『RED HILL』から1年半ぶりのオリジナルアルバムのリリースとなった。
ソロアルバム『SCENE』『SCENEⅡ』は提供曲のカバーが中心でバラードが多く、チャゲアスの幕間劇というニュアンスだった。CHAGEと違ってソロツアーもなかったわけだし。そこへきて今作ではオリジナリティが全開になり、ソロ活動が本格化したことが特徴と言える。
ソロの代表作『晴天を誉めるなら夕暮れを待て』と『月が近づけば少しはましだろう』を収録する名盤。この二曲の存在は大きい。

 

このアルバム、今振り返ると気づくのが
ネガティブな歌詞だらけ

抜き出すとキリがないのだが、例えば以下のように。

 

命尽きるまで すべての嘘を守りたい(晴天を誉めるなら夕暮れを待て)
MY LIFE イヤな事の ひとつぐらい(HELLO)
胸のなかをいつもただ忙しく小さな夢がいつも出たり入ったりで(NEVER END)
頭は渋滞で 愛はリタイヤ 心はどこかで故障中(I’m busy)
何もかも上手く行くなんてことは この歳になれば口にはしないさ(next door)
世間が不況という文字を 消そうとしてる間に 合図を送れないまま ひとり少年が死んだ(はるかな国から)
いろんなこと言われる度にやっぱり 弱くなる いろんなこと考える度に 撃ち抜かれて(月が近づけば少しはましだろう)

 

ほんの2、3曲を除いて全編後ろ向きな歌詞なのだ。切なさを煽るようなシンセサウンドもインパクトが大きい。以前はこういう暗い感じはほとんどなかったのだが。ソロということで実験的な意味もあったのだろうか。
しかしASKAはいつも実体験を元に作詞しているようなので、実生活で何かあったのかもしれない。90年代後半からASKAの音楽やパフォーマンスは明らかに変わるけれど、その変節の出発点を95年のこのアルバムのネガティブな歌詞に読み取るのはやり過ぎだろうか。かなり邪道な聴き方ではあるものの、私はついそんなことを考えてしまう。『月が近づけば少しはましだろう』の自作解説も興味深い。http://www.chage-aska.net/discography/music/1995M018

 

まぁしかし、繰り返すがそういう聞き方は邪道だし、久々のソロで趣向を変えてきたと捉えるのが一般的だろう。

 

ヒットシングル。意味不明なこのタイトルは「どんな華やかな人生も、終わりを迎えるときまでは評価できない」という意味とのこと。チャゲアスブームに対する自己評価だろうか。しかしまさにこの格言を地で行くような人生・・・
ソロライブでは一番盛り上がる一曲。

 

 

これはASKAソロで一番好きという人も多いだろう。チャゲアスで言うPRIDE的存在の一曲。全編すさまじいばかりの迫力だが、Cメロ以降のテンションも異常。ここまで感情的に歌うシンガーを他に知らない。

 

その他佳作が多数並ぶ。私はとりわけ『I’m busy』が好きだ。自作解説

 

『どうってことないさ』の

その娘はちゃっかり腕をつかんで
惜しみなく身体を 僕に寄せて歩いた
 
僕にもしっかり彼女はいるけど
振りほどく強さも そんな冷たさもなくて
 
僕のエンタープライズ
操縦不能で カーク船長どこへ

 

という歌詞はめちゃくちゃお下劣に感じていたがこれも自作解説で真相を明かしている。

 

(2018/02/03)

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