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SCENE(ASKAソロ)

88年

収録曲

 

ASKAソロのファーストアルバム。当時の名義はASKAではなく「飛鳥涼」。アルバムの音楽的雰囲気とあいまって、この名がまた郷愁を誘う。

10曲中5曲が他の歌手への提供曲のセルフカバー、『蘇州夜曲』は戦前の歌謡曲のカバー。ということでかなり企画色の強いアルバムとなっている。これは『SCENEⅡ』も同じで、当初のソロ活動はオマケのつもりだったのだろう。ソロライブは97年までなかったわけだし。

提供先は以下。

 

伝わりますか=ちあきなおみ

予感=中森明菜

ふたり=少年隊

今でも=テレサ・テン

MIDNIGHT 2 CALL=シブがき隊

 

『SCENEⅡ』も同じだが、提供曲はそのオリジナルのほうがずっといい。曲にもよるが正直ASKAの歌ではあまり入ってこない。それだけその歌手に合わせて作っているということだと思う。提供曲はあまり聴く機会もないが、私はApple Musicで丹念に探して聴いている。

 

モッくんではなくカーくんだけど・・・ これ、鳥肌が立つのは私だけ?ジャニタレさんが歌えばちょうどいいキー、メロディ、質感。この曲はものすごいクオリティだと思う。ASKA本人のそれはあまり好きではないが。少年隊やシブがき隊というのは光GENJIからのジャニーズつながりなんだろう。

 

 

これはちょっと笑。しかし88年のジャニーズで作詞作曲・飛鳥涼と言ったら凄いブランドだったんだろうなぁ。

 

 

中野のレトロな飲み屋に居たときにたまたま有線でちあきなおみの『伝わりますか』が流れてきた。ちあきなおみは歌が超絶にうまいというのは知る人ぞ知るところだと思うが、私もそのとき驚愕して5分間箸が止まった。聴き慣れた曲だけに一層そのうまさが強烈に刺さった思い出がある。

 

 

また、知人がテレサ・テンのファンで、テレサの歌も良いことを最近知った。(2:00〜)

 

 

 

歌姫・中森明菜も秀逸。前の曲では泣きながら歌っている(5:00〜)

 

 

 

『蘇州夜曲』は戦前の歌謡曲。作曲者の服部良一が上海滞在中に作ったという。日清戦争後に蘇州も租界になったから、こういうエキゾチックな歌があるのだろう。軍歌の遠い遠い親戚と言えるかもしれない。これまた余談だが私はシャンハイ旅行に行った折、しぶる妻を押し切って蘇州まで足を伸ばした。脳内で蘇州夜曲を再生しながら笑 しかし得るものはなく、横浜のチャイナタウンのほうが数段おもしろかったな。「しぶる妻を押し切る」とロクなことがない。

 

 

 

この『SCENE』から始まり大ヒット作『SCENEⅡ』も全曲がバラードなため、ASKAソロ=バラードみたいなイメージが強かったわけだ。チャゲ&飛鳥=フォーク演歌みたいな、なかなか払拭できないイメージ。今から見ると、これは余計なイメージのような気もする。私は実はASKAのバラードにはあまり惹かれず、ビートのある曲の方がより天才的だと思っている。

 

 

このアルバムのハイライトは『伝わりますか』とトラック4~6のオリジナル曲だろう。

 

④MY Mr. LONELY HEART

 

ソロデビューシングル。けっこう地味だと思うが、チャゲアスの『WALK』と一緒でライブで聴くと急にいい歌に聴こえるという。FACEsツアーの一発目がこれだったのだけど、こんなにソウルフルな歌だったのかと感動した思い出がある。

 

⑤夢はるか

子ども時代を歌った曲。ASKAの子どもシリーズはほんとうにハズレがない。これも相当いい。「高く高く夢はるか どれも本気だったよね」。鳥肌。私には「どれも」「誰も」というASKA独特のフレージングがツボだ。

 

⑥SCENE

イントロの美しさはチャゲアス史上最高かもしれない。こんなに美麗な歌はない。

 

(2018/05/09)

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