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収録曲

 

チャゲアスはロンドンでレコーディングしたアルバムが数枚あり、いずれも名盤だが、今作が初めてのそれである。

89年にASKAは渡英。ロンドンに家を借り、家族で移り住む。CHAGEは日本に残りMULTI MAXを結成し別行動を取った。「チャゲアス解散!?」などとスポーツ紙に書き立てられ話題を振りまいたらしいが、ASKAは現地で何をしていたかというと・・・ 実はたいしたことはしてなかったらしい。「イギリスで現地ミュージシャンとレコーディング」というだけで人々は評価してくれる、というだけの理由での渡英だったとのこと。日本人の卑屈な心根を逆手に取る格好だ。実際にこのアルバムはスマッシュヒットし、翌年には『はじまりはいつも雨』『SAY YES』でチャゲアスブームが巻き起こることになる。CM、ドラマのタイアップあってこその大ヒットであり、タイアップのオファーがあったのも渡英効果により業界内で評判になっていたからかもしれない。まぁそんなことは意味のない詮索だが、渡英で運命の輪がグルリと回ったのは確かだろう。

現地では外出もせずNHKのテキストで英語を眺めることと、部屋で作曲するだけの生活だったそうだ。ブログでいくつかロンドン生活の逸話を紹介している。

 

 

たしかにロンドンに行って詞や曲が変わったわけではない。しかし、そうは言ってもやはり変化は感じられる。アレンジャーがイギリス人だから、音が軽くオシャレなのだ。このひとつ前のアルバムがPRIDEであり、それはいかにも純和風のメロディアスなポップスだったが、今作には異国風の軽いポップが吹き込まれた。壮大なのはラストの「太陽と埃の中で」くらいで、あとは品のよい小品揃いだ。

ミニマルな曲を作らせると、ASKAよりもCHAGEのほうがうまい。CHAGEがすごく光っているアルバムでもある。

 

シングルで10年ぶりにトップテン入りを果たす。この軽みが斬新。後にも先にもここまで小洒落た曲はASKAにはない。歌詞が意味不明。「君が花を抱えてきた」?謎のシュチュエーション。

 

この小品っぷりは極上。こればっかりはASKAもマネできない。

 

私は国際結婚なのだが、カミさんにこれを聴かせたらめちゃくちゃ泣いた。「こんな遠いとこまでついてきたね 夢にしがみついた僕だけど」。結婚したばかりのときに渡英したことを詞にしたのか?自作解説のとおり自分なりに受け止めるならば、この曲は私たちにはとてもしみる

 

ライブでふたりが小ネタを披露するアクションが人気の曲。

 

自作コメント

 

 

この静かなアルバムを敢えてこの熱い曲で締めるというのもまた乙なのであった。

 

(2018/01/06)

 

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