ASKA 非公式ファンサイト

メディアあれこれ

ASKAがらみの記事が出ているものは、あらかた目を通している。週刊誌も買ってスクラップしている。すると見えてくるのが、「程度」の差である。メディアごとに程度の高い低いが如実に現れる。
逮捕劇の発端になったのは周知の通り東スポと週刊文春だ。東スポがASKAの名を伏せてシャブ中ミュージシャンの記事を一面で載せた直後、文春が「シャブ&飛鳥の衝撃」と銘打って実名で掲載。同じような報道ではあったが、逮捕から日が経つにつれ、東スポと文春では報道姿勢がまるで正反対であることが鮮明になる。
文春は人一人を潰してもへっちゃららしく、筆致に容赦がない。私が驚愕したのは、ASKAの釈明インタビューで「薬物疑惑があるavexの松浦のパーティーに参加したことがある」という部分を掲載したこと。この部分は記事全体の文脈には関係がなく、口を滑らせただけなのだからカットしてもいいものだ。しかし文春は揚げ足をすかさず取って容赦なく掲載。たったこれだけの部分が掲載されることによってASKAの芸能界での立場が極端に悪化するであろうことが想像されるし、実際にこのあと、歌手である娘がavexとの契約を切られたとの報道もあった。
もっと信じ難かったのは、インタビューの録音を文春の公式サイトで配信したこと。こんな事例は寡聞にして聞いたことがない。お情け無用の鬼畜的所行である。担当の中村という伊達めがねの記者が、正義の顔をしてワイドショーによく出ていたのが、忘れられない。
対して東スポには温情が感じられる。私はプロレスが好きだったので、もともと東スポには好感があったが、ここまで器が大きいとは思わなかった。
デーブ・スペクターが日本の薬物事情に提言をしたり

「ASKAが家庭内で立場が弱くなったのは間違いない」などと書いてみたり

 

小向美奈子にコメントさせてみたり

江戸時代の瓦版のような、おおらかさとユーモアを忘れない報道姿勢に脱帽した。プロレスやUFOネタを一面に持ってくるスポーツ紙の底力である。かたや警察とも太いコネがあるようで、逮捕の裏側をさぐる記事は十分読みごたえがある。
そのほかのメディアでは、意外と言うべきかやはりと言うべきか、ヤクザ雑誌、いわゆる「実話系」がいい。もともとアウトローのネタを扱ってきただけに無駄に正義ぶらないし、暴力団とのパイプがあるから薬物の記事はリアリティがある。国内の薬物汚染の実態もよくわかった。
女性誌も初めて手に取った。あふれかえる記事の中で、私が最も心揺さぶられたのは、女性セブンの家族ネタだ。女性誌は情感に訴えてくる。
「おれにとって音楽の神様は、やっぱりおやじなんだよ」

ASKAはプライヴェートをまったく明かさなかった。私も週刊誌で初めて婦人の顔写真を見た(霊感の強そうな顔だ)。覚醒剤の再犯防止には家族の支えが必要だ、と多くの記事が言っている。

7月27日現在、トチナイ被告が無罪を主張し、その赤裸々な証言が新たなスキャンダルを生もうとしている。芸能史上まれにみる大スキャンダルの様相である。われわれファンは、その情報の取り扱いに注意せねばならない。私は男なのでASKAに愛人が100人いようとも動じないし、むしろ芸術家の生態として興味深くさえある。それをあたかも極悪人のように掻き立てるメディアが狂っていると思うだけだ。他でも書いたが、芸術家は凡人とは人種が違うのだ。住んでいるステージが違う。われわれ農民がサムライを裁くことは許されない。静観あるのみ。